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【無料あり】文字起こしツール8選— 精度・価格・セキュリティで比較【2026年版】

会議の議事録作成、インタビューの書き起こし、動画の字幕制作——。文字起こしツールの需要は年々高まっています。本記事では、無料で使える文字起こしツールを8つ厳選し、日本語精度・料金・データ保存ポリシー・対応プラットフォームの4軸で徹底比較します。

なぜ今、文字起こしツールが必要なのか

2026年現在、リモートワークとハイブリッドワークの定着により、オンライン会議の回数は増加の一途をたどっています。 総務省の調査によると、ビジネスパーソン1人あたりの週間会議時間は平均8.2時間。そのすべてを手動で書き起こすのは非現実的です。

文字起こしツールを導入すれば、会議内容の記録を自動化でき、議事録作成にかかる時間を大幅に短縮できます。 さらに、テキスト化されたデータは検索・共有・要約が容易になり、組織のナレッジ資産としても活用できます。

とはいえ、ツールの選び方を間違えると「日本語の精度が低い」「データが海外サーバーに保存されてしまう」といった問題が発生します。 そこで本記事では、無料プランのある文字起こしツールに絞り、実用性とセキュリティの両面から比較していきます。

無料で使える文字起こしツール8選 比較表

以下の表で、8つの文字起こしツールを「無料枠」「日本語精度」「データ保存先」「対応プラットフォーム」の4軸で一覧比較できます。

ツール名無料枠日本語精度データ保存対応環境
Kotonoha5時間/月(¥0)ゼロデータ(ブラウザ完結)Web(ブラウザ)
Notta120分/月クラウド保存Web / iOS / Android
Whisper(OpenAI)完全無料(OSS)ローカル処理CLI / API(要環境構築)
Google Speech-to-Text60分/月無料枠GCP上に保存API
otter.ai300分/月△(英語特化)米国クラウドWeb / iOS / Android
CLOVA Note300分/月LINEサーバーWeb / iOS / Android
Group Transcribe無制限(無料)端末内処理iOS のみ
Speechy基本無料(広告あり)端末内保存iOS / Android

※ 日本語精度は編集部による実測比較(会議音声サンプル30分)に基づく評価です。◎=高精度 ○=実用レベル △=課題あり

各ツールの特徴を詳しく解説

1. Kotonoha — セキュリティ最優先の国産ツール

Kotonohaは、音声データをサーバーに送信せず、ブラウザ内だけで文字起こしを完結させる「ゼロデータ設計」が最大の特徴です。 無料プランでも月5時間まで利用でき、個人の議事録作成には十分な容量です。 日本語に特化したAIモデルを採用しており、専門用語の認識精度も高く評価されています。

向いている人:セキュリティを最重視する法人ユーザー、機密情報を含む会議が多い方

2. Notta — 日本語精度と使いやすさのバランス

Nottaは日本語対応に強く、リアルタイム文字起こしと録音済みファイルのアップロードの両方に対応しています。 無料プランは月120分まで。Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsとの連携機能があり、オンライン会議の自動文字起こしが可能です。 クラウドに音声データが保存される点は、セキュリティポリシーの厳しい企業では注意が必要です。

向いている人:手軽に始めたい個人ユーザー、Web会議の文字起こしを自動化したい方

3. Whisper(OpenAI) — エンジニア向けの最強OSS

OpenAIが公開したオープンソースの音声認識モデルです。完全無料で利用でき、日本語の認識精度もトップクラス。 ただし、利用にはPython環境の構築やコマンドライン操作が必要で、技術的なハードルが高いのがデメリットです。 ローカル環境で動作するため、データがサーバーに送信されることはありません。

向いている人:エンジニア、大量の音声データを一括処理したい方

4. Google Speech-to-Text — 従量課金のAPI

Google Cloudが提供する音声認識APIです。毎月60分までは無料で利用できます。 125以上の言語に対応し、日本語の精度も実用レベルです。 ただしGUIは提供されておらず、APIを呼び出すためのプログラミング知識が必要になります。 既存のシステムに文字起こし機能を組み込みたい場合に適しています。

向いている人:自社プロダクトに文字起こしを組み込みたい開発者

5. otter.ai — 英語会議に最適

英語の文字起こしにおいてはトップクラスの精度を誇るツールです。無料プランでも月300分まで使えるのは魅力的ですが、 日本語への対応は限定的で、ビジネス日本語の認識精度は他ツールに劣ります。 グローバルチームで英語会議が多い場合におすすめです。

向いている人:英語の会議が中心のグローバルチーム

6. CLOVA Note — LINEが提供する日本語特化ツール

LINEのAI技術を活用した文字起こしサービスです。月300分まで無料で利用でき、日本語の認識精度も良好です。 話者分離機能やブックマーク機能など、議事録作成に便利な機能が揃っています。 データはLINEのサーバーに保存されるため、利用規約の確認が必要です。

向いている人:LINEエコシステムを活用している方、手軽に始めたい方

7. Group Transcribe — Apple製の無料リアルタイム文字起こし

Apple純正のiOSアプリで、対面会議のリアルタイム文字起こしに特化しています。 完全無料で利用制限がなく、端末内で処理が完結するためプライバシーの面でも安心です。 ただし、iOS限定で録音ファイルのアップロードには非対応。対面会議専用のツールとして割り切る必要があります。

向いている人:iPhoneユーザーで対面会議の文字起こしがしたい方

8. Speechy — モバイルで手軽に文字起こし

スマートフォン向けの文字起こしアプリで、基本機能は無料で利用できます(広告表示あり)。 操作がシンプルで直感的なため、ITリテラシーを問わず使いやすい設計です。 インタビューやメモの書き起こしなど、個人利用での手軽さが魅力ですが、長時間の会議文字起こしには向きません。

向いている人:スマホで手軽にメモの文字起こしをしたい方

用途別・おすすめの選び方

文字起こしツールは「何を重視するか」で最適な選択肢が変わります。以下のフローチャートを参考に、あなたに合ったツールを見つけてください。

セキュリティ・情報漏洩対策を最重視する場合

機密情報を含む会議の文字起こしでは、音声データの保存先が最重要ポイントです。 クラウドにデータを送信しないKotonoha(ブラウザ完結)やWhisper(ローカル処理)が適しています。 特にプログラミング不要で使えるKotonohaは、非エンジニアのビジネスユーザーにもおすすめです。

とにかく手軽に始めたい場合

アカウント登録だけですぐに使い始められるNottaCLOVA Noteがおすすめです。 どちらも無料枠が十分にあり、日本語精度も高いため、初めて文字起こしツールを使う方でもストレスなく始められます。

英語の会議がメインの場合

英語に特化したotter.aiが最有力候補です。話者分離の精度が高く、アクションアイテムの自動抽出機能もあります。 日英混在の会議であれば、多言語対応のNottaも選択肢に入ります。

大量の音声データを一括処理したい場合

コスト面で圧倒的に有利なのはWhisper(完全無料のOSS)です。 GPUを搭載したPCがあれば、数十時間分の音声を一気に処理できます。 API経由で利用したい場合はGoogle Speech-to-Textも検討してください。

セキュリティ重視ならKotonohaがおすすめ

2026年の文字起こしツール選びで見逃せないのが、データセキュリティの問題です。 多くのツールは音声データをクラウドサーバーにアップロードして処理しますが、これは情報漏洩リスクと隣り合わせです。 特に、議事録には人事情報や経営判断、顧客情報など、社外に出してはいけない情報が含まれるケースが少なくありません。

その点、Kotonohaはブラウザ内で音声処理を完結させる「ゼロデータ設計」を採用しています。 音声データがサーバーに送信されることは一切なく、処理後のデータも端末から自動的に削除されます。 これにより、情報セキュリティ部門の承認を得やすく、導入のハードルが大幅に下がります。

無料プランでも月5時間まで利用でき、日本語の認識精度も高いため、まずは無料で試してみるのがおすすめです。

まずは無料で、安全な文字起こしを体験

アカウント登録だけで月5時間まで無料。音声データはサーバーに送信されません。

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